乳頭癌/キヨコさん女性40代

キヨコさんは私の同級生と共通の友達がおり、

以前は私が担当していたラジオ番組のリスナーさんでもいらっしゃいました。

数年前にFacebookを通して再び繋がりました。

 

そんな彼女も13年前から甲状腺を患っておりました。

今は結婚され、子供さんもいらっしゃって、元気にお過ごしです!

 

そんなキヨコさんのお話もご紹介します....

 


目次

①病気に気付いたきっかけ、症状

​​風邪を引いたり、頭痛がしたり、結果症状は風邪では あったけど、

その度に行く内科で「甲状腺の病気になりそうやな」と 高校生くらいから、

ずっと言われ続けてた。

甲状腺??? ​目が大きい、少し目がでてる?

そういう風貌になるのだと、はじめて知った。

それから、特になんの症状もなく、 20年弱を過ごし、体調の変化もなにもなく、

2003年(13年前に)会社の健康診断で、この辺りに しこりがあると診断され、

二次検診で「隈病院」を受診。

病名:「甲状腺 腫瘤」

 

しかし血液検査、エコー撮影、

細胞診(患部に外から注射針のようなものを差込み、

直接患部の細胞を採取する検査→これが結構痛い・・・)などの行なった結果、

腫瘤は悪性ではなく、大きさも1センチ未満とのことで、

経過観察と言うことになった。 

一般的には1センチと言う大きさが判断の基準になるらしい。 

 

私の場合1センチ未満で切除の必要はないとのことだった。

その上、甲状腺自体も正常に機能しており、ホルモン剤などの処方もなく

「次は2ヵ月後に来院ください」との結果をハガキで知らされた。 

 

それが2003年12月のことだった。

 

② 初診〜検査

初診したのが、2003年12月。
細胞検査の結果は良性-。 大きさも1センチ未満と言うことで経過観察。

特に処方される薬もなく、2ヶ月後来院してくださいとのこと。

 

そこから、私の通院がはじまったのですが、
やはり、頭をよぎるのが、良性からの悪性転換。

ネットを見れば、不安になるし個人差もある、

専門的な用語が並ぶ医療サイトは難しく。

患者さんが書いたブログを読んでは不安になったり、落ち込んだり、

時には励まされたり。

ただ、自覚症状もなく、生活が変わったわけでもない。

 

普通の暮らしを、続けて約9ヶ月。

エコー、血液検査、

そして2014年9月の3回目の細胞診の為に患部に針を挿し、検査。

1週間くらい経過した時に、いつもの検査結果と次回の来院予定のハガキが届く。

そこに書かれていたのは、

「ただちに、ご来院ください」の文字でした。

 

今までとは違う、その文字に不安でいっぱいになり両親に報告、

数日後に来院することに。

甲状腺乳頭癌」と診断されました。

 

その時の主治医の説明は

「今回ね、細胞診の検査を行なったわけだけど、

結論を言うと甲状腺に出来てた腫瘤に悪性が見付かりました。 

うん、大きさ的には大きな方にあるわけだけど1cm未満のものです。

うーん悪性と言ってもね・・・微妙なものです。 

病名は甲状腺乳頭ガンと言うことだけれども、

乳頭ガンの特色としてはとても大人しいものです。 

他の臓器や骨などに転移しにくいガンで、

その性質上それほど心配することはないと思います。 


しかしね、ガンがある場所がね、気管の上にのっかる状態であるから、
大人しいガンとは言え進行はするわけだから、気管に食い込んでしまうと、
厄介なことになるので、この場合は手術をすすめます。


まぁね、今日即決は出来ないだろうし、ご両親とも相談されてね。 
うーん来週24日にCTとレントゲン検査をするので、出来ればその時にね
家族の方がいっしょにもう一回説明出来ればと思いますが・・・
どうですか?」

一気に、でも静かな口調で説明を受けました。


ただ、これが自分に向けられた説明と言うことは理解できてなかった。

他人の話を代理で聞いているような感覚。


でも、予想に反して思考回路は敏感に、且つ俊敏に働いて

「一般的に、30代って言う若い人のガンは進行が早いし、

転移も確率的には高いですよね? 

そういう類のガンではないってことですか?
甲状腺の近くには、リンパ腺や神経なんかがたくさんありますけど、
そういうところへの転移の可能性は?
甲状腺って本来何をするところなんですか?
甲状腺ホルモンって、女性ホルモンとは違うんですか?
気管の上じゃなかったら、切らなくても済むんですか?
ガンなのに?
甲状腺全部とるんですか?
子供産めます?」

一気に先生に質問した記憶が鮮明に残っています。

その後の先生の言葉はほとんど記憶に残っていません。
その日、どう過ごしたのか?親にどう説明したのか?

両親は、その当時の私は異様なほど冷静だったと言います。
冷静でいることで、自分を保つことしか方法がなかったのだと
思います。

 

癌と言う言葉は、一般人からすれば、本当に怖い言葉です。
そして、まさか自分がそんな病気になるなんて、想像もしてなかった。
癌家系でもないし、自覚症状もなかった。
ただ、ただ、不安でしかなかった、2014年9月でした。

(つづく....)